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アルツハイマー型認知症の症状の特徴。寿命は?遺伝する?介護は?

20150702_2_1アルツハイマー型認知症とは、認知症の一種で女性に多い認知症です。
日本においては脳血管認知症、レビー小体病と並び、認知症のなかでも最も罹患率の高いタイプになります。

また他の認知症患者数が横ばいなのに対して、近年増加傾向にあるので注意が必要です。
アルツハイマー型認知症はアルツハイマー病を原因に発症します。
アルツハイマー病は脳の萎縮によって起こる病気のため、リハビリでも改善される他の認知症と違って、治療には医療機関の力を借りなければいけません。

アルツハイマー型認知症について見ていきましょう。

 

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原因は?遺伝する?

アルツハイマー型認知症は特殊なタンパク質異常が起こることによって、脳内の神経細胞が壊れることで発症することが分かっています。
しかし残念ながら、なぜタンパク質異常が起こるのかはよく分かっていません。

ところでアルツハイマー型認知症には、家族性アルツハイマーアルツハイマー型老年認知症の2種類あります。
家族性アルツハイマーは40代や50代の比較的若い段階で発症するものです。
アルツハイマー型老年認知症は60歳以上の方に発症します。

遺伝と関係があると言われているのは家族性アルツハイマーの方です。家族性アルツハイマー患者の多くに共通の遺伝子が見つかっています。

 

症状と寿命

アルツハイマー型認知症を発症した後、患者にはどのくらいの時間が残されているのでしょうか。一概には言えませんが、平均すると約15年と言われています。
ただし、それぞれの患者の体力慢性的な疾患によって大きく変わるようです。

アルツハイマー型認知症の症状経過は通常の認知症と変わりありません
初期に軽度の物忘れや人格変化、中期に徘徊や健忘症状、末期に会話不全や弄便、重度の記憶障害という経過をたどります。
最後には寝たきりになり、食べることも話すこともできなくなり、やがて死に至ります。

 

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検査方法

アルツハイマー病に限らず、認知症の検査を行うのは精神科神経科神経内科老年病内科老年内科などです。
最近では認知症を専門に診療する物忘れ外来という部門もあります。

認知症の検査にはまず身体的な原因と鑑別するために、尿検査や血液検査など一通りの身体検査が行われるでしょう。
そして脳画像を診断し、知的機能を測定する心理テストが行われます。
認知症検査の主流であるMRIやCTは3割負担でおよそ21,000円ほどかかるでしょう。

 

治療法と薬

アルツハイマー型認知症は現在の所、根本的に治療する方法は見つかっていません
そのため、薬によって進行を遅くするのが主な治療法です。

アルツハイマー型認知症の治療に用いられているのは、ドネペジル・リバスチグミン・ガランタミン・メマンチンになります。
いずれも神経伝達物質を制御し、思考・記憶及び発語能力を維持することや、行動症状・精神症状の改善にも役立つ医薬品です。ただしやはり根本的な完治にはつながらず、個々人で効き目にも違いがあり、有効でない人や短期間しか効かない人などもいます。

またドネペジル・リバスチグミン・ガランタミンには吐き気嘔吐下痢、メマンチンには目眩などの副作用が見られます。

 

看護する際の注意点

看護する際には、患者を不快にさせないようにすると同時に、自分が疲れすぎないように気をつけることが大切です。
患者を不快にさせれば、抑うつ状態になり症状が重くなってしまうことがあります。

一例として、アルツハイマー型認知症の患者は同じ事を何度も話すことがありますが、いらいらせずになるべく付き合ってあげましょう。しかしずっと付き合っては看護者が疲弊するので、頃合いを見て自分に興味のある話題に変えるなど自分も楽しむ工夫をします。

またあまりにも負担が大きければ、介護サービスなどを受けましょう。

 

まとめ

アルツハイマー型認知症は、アルツハイマー病という脳が萎縮する病気によって引き起こされる認知症です。
原因は不明ですが、家族性アルツハイマーに関しては遺伝子が起因していることが分かっています。
症状は通常の認知症と変わらず、同様の経過です。
検査は、精神科・神経科・神経内科・老年病内科・老年内科や、物忘れ外来で行いましょう。

完治することはできず、治療薬で症状の改善や進行を遅らせることを目指します。
医薬品で治療しますが、効果は人によってまちまちで副作用が起きる場合もあります。
看護する際は患者を不快にさせず、自身も負担になりすぎないように工夫しましょう。

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