くらし辞典

暮らしに役立つ情報サイト

レビー小体型認知症進行による症状の特徴。末期は?寿命、原因は?

20150703_1_1レビー小体型認知症三大認知症の一つで、アルツハイマーに次いで多い認知症です。
国内でも約50万人の患者がおり、認知症患者の20%を占めています。
アルツハイマーが女性に多いのに比べて、レビー小体型認知症は男性に多い症状です。

レビー小体型認知症の原因と症状、治療法について見ていきましょう。

 

Sponsored Link

レビー小体型認知症とは?

レビー小体型認知症を最初に発見したのは日本人です。1976年、横浜市立大学名誉教授の小坂憲司氏が発見して以来、世界中で注目されるようになりました。

レビー小体型認知症の患者の神経細胞内には、レビー小体と呼ばれる異常なタンパク質が見られます。レビー小体が脳幹にあらわれるとパーキンソン病になり、大脳皮質にまで広く及ぶとレビー小体型認知症が発症するようです。

 

原因

レビー小体型認知症は、大脳皮質全体にレビー小体と呼ばれる異常なタンパク質が現れることが原因です。
しかし、このレビー小体がなぜ現れるのかはよく分かっていません
加齢による脳の変性ではないかと言われています。

 

 

症状

レビー小体型認知症は認知症の一種ですが、他の認知症にない特徴があります。その特徴とは、幻視症状が初期から見られることです。

レビー小体型認知症の進行は、以下のようになります。

■初期
レビー小型認知症の初期は鬱症状睡眠障害に悩まされます。この時点では、まだ少し調子が悪いくらいで済ませがちです。
しかし次第に被害妄想非常にリアリティのある幻視が現れ、他の人には見えない物が見え始めます。
通常の認知症は物忘れなどの記憶障害が初期から出ていますが、レビー小型認知症は物忘れよりも幻視症状が顕著です。

■中期
中期には、通常の認知症のように認知面と身体面の著しい低下が目立つようになり、患者と介護者の両者に強い負担が強いられる時期です。
認知面では話が通じにくくなり、幻覚はさらに強くなってきます。
身体面で見られるのがパーキンソン症状です。ふらつきや転倒を繰り返すため、自力で歩くのが困難になります。体のこわばりや緊張で思うように体を動かすことができなくなり、介護者なしでは通常の生活は送れない状態です。

■末期
末期では認知面・身体面の症状がさらに悪化します。
幻覚とそれに伴う妄想によって、周囲に対して暴言や暴力を働く場合があるでしょう。
パーキンソン病も深刻になり、排泄や食事などの日常生活動作が困難になり車椅子が必要になることもあります

 

発症してからの寿命

レビー小型認知症が発症すれば、患者にはどのくらいの時間が残されているのでしょう。
アメリカの国立衛生研究所では平均余命・寿命は7年間と発表しています。
もちろん平均なので個人差はありますが、介護する方は心の準備をして後悔の無いようにしておかなければいけません。

 

Sponsored Link

 

検査方法

レビー小型認知症の疑いがある場合は内科、さらには神経内科精神科物忘れ外来などのある病院で受診します。より良いのは認知症疾患医療センター地域包括支援センターで、レビー小型認知症の専門医を紹介してもらうことです。

検査では認知症スクリーニングテストを受けたり、補助診断のために脳の画像検査が行われることもあります。
脳画像診断が行われる場合は、3割負担でも20,000円〜25,000円かかります。

 

治療法と薬

レビー小型認知症は、残念ながら完治することはできません。
進行を遅らせたり、改善する治療方針がとられます。
患者によっては寿命まで初期症状で抑えられたり、末期症状から初期症状まで回復した例もあるようです。

患者によっては、アルツハイマー病でも使用されるコリエンステラーゼ阻害薬が認知機能の低下や幻視に対して有効です。また抑肝散という漢方薬も幻視や抑鬱症に対して効果を発揮した報告があります。
パーキンソン症状に対しては、パーキンソン症状に使用される治療薬を用いるでしょう。

 

まとめ

レビー小体型認知症は、レビー小体というタンパク質が大脳皮質に現れることで起こる認知症です。
他の認知症と違い、幻視の症状が顕著にあらわれます。

幻視が酷くなれば介護者への暴言や暴力が働くので、介護者にとって負担が大きくなりがちな認知症です。
介護者の方は負担を抱えすぎないように、専門機関などに相談して、患者の寿命まで後悔の無い介護に当たれるようにしましょう。

Sponsored Link

コメントを残す