くらし辞典

暮らしに役立つ情報サイト

偽通風の原因・治療法。症状は膝に?CRP値とは?リハビリは必要?

20150623_1_1偽痛風とは痛風に似た症状でありながら、痛風ではない病気です。
痛風と同様に体中に関節炎を来す疾患ですが、検査しても痛風の原因である高尿酸血症は見られません
このように紛らわしいことから偽痛風という名称が付きました。

痛風はほとんど男性しかかからない病気ですが、偽痛風の男女比は半々です。
年代も、痛風は40代男性が最も多いのに対して、60〜80代の方に多く見られます。
偽痛風の症状と原因、治療法について見ていきましょう。

 

Sponsored Link

痛風と偽痛風の違い

とてもよく似た痛風と偽痛風ですが、相違点は原因、症状、治療など多くあります。
痛風は高尿酸血症が原因ですが、偽痛風はピロリン酸カルシウムが原因です。

症状も痛風が「骨折よりも痛い」と言われるほどの激痛なのに対して、偽痛風は比較的痛みが軽いと言われています。
原因も、痛風が食生活の乱れなのに対して、偽痛風の原因は遺伝的な要素副甲状腺機能亢進症が誘因で、生活習慣とは無関連です。
治療に関しても、痛風はを使った治療が施されるのに対して、偽痛風は手術など外科的処置を伴うことがあります。

 

症状

偽痛風の症状が出現する部位は膝関節、ついで手、足、股、肘の関節です。
膝関節が好発部位で特に多く、患者の半数は膝関節の痛みを訴えます。

また比較的大きい関節に痛みが生じることが多く、この点も足の親指など小さな関節が痛むことの多い痛風と対照的です。
偽痛風では、発熱体重減少を伴うことも多くあります。

 

原因

痛風の発作が起こるのは、関節液中にピロリン酸カルシウム結晶が沈殿することが原因です。ピロリン酸カルシウムは軟骨変性によってできます。
関節破壊によって関節口内へ脱落した結晶を白血球が掃除しようとして、炎症を起こすのです。

偽痛風は、加齢によって軟骨が傷むことと関係があると言われています。高齢者に患者が多いのはそのためです。
若年性で発症する場合は遺伝性のもの副甲状腺機能亢進症に続発する場合があります。

 

Sponsored Link

 

治療法

偽痛風はピロリン酸カルシウム結晶が原因ですが、この結晶を薬で取り除く方法がないため、痛みを和らげることが基本的な治療方針になります。
痛みを取るために使われる薬は非ステロイド性抗炎症薬です。
発熱を伴う場合は、副腎皮質ステロイド薬の内服も行われます。

偽痛風が慢性化した場合も、基本的に非ステロイド性抗炎症薬や関節内への注射が行われるでしょう。
症状が強い場合は、関節鏡で関節内洗浄を行ったり、人工膝関節置換術を行い、金属やセラミック製の人工膝関節で歩行能力を改善します。

 

偽痛風とCRP値の関係

CRPとは血清中にタンパク質が増加することを指し、炎症や細胞の破壊が行われれば陽性となり上昇するものです。

偽痛風でも炎症が起こっているので、偽痛風が発症した場合CRP値が陽性を示し上昇します。ただし偽痛風で急性の場合、炎症が起こってから24時間以内にはCRP値が急上昇しますが、2〜3日後には減少し陰性を示すため、発症した場合は早期に検査することが重要です。

 

リハビリの必要性

偽痛風ではリハビリの効果は薄いようです。
偽痛風の治療の主流は痛みをとりあえず止める対症療法で、リハビリによって治療や予防につながることはほとんどありません。
稀に、筋肉強化運動や関節可動域訓練が効果を発揮する場合はあるようですが、一般的な事ではないようです。

人工関節に置換した場合は、歩行訓練もかねて関節可動域訓練が行われることもありますが、そのリハビリで偽痛風の再発を予防することはできません

 

まとめ

偽痛風は関節炎が起こる病気で、痛風と症状がよく似ています。
痛風と違い高尿酸血症は見られず、ピロリン酸カルシウムが原因で起こるので、生活習慣の乱れとはあまり関連がありません。

治療法として根本的な治療はできないので、痛みを止める対症療法が中心となり、症状が酷い場合には人工膝関節置換術や関節内洗浄などの外科的措置をとることもあります。
検査にはCRP値が参考にされますが、発症後すぐ検査しないと陽性にならないため、早期に検査することが大切です。

Sponsored Link

コメントを残す