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骨盤内腹膜炎の症状・治療法・治療費。腹水も原因に?完治や再発は?

20150709_1_1骨盤内腹膜炎は骨盤内の膀胱、直腸、子宮・卵管などの器官を覆う腹膜が炎症を起こす症状です。
クラミジアや淋菌などの微生物に感染することで起こります。
性感染症の一種で、女性特有の病気です。

 

通常、入院治療が必要で、通院治療ではなかなか回復しないと言われています。
骨盤内に膿が溜まれば最終的に手術を行う場合もあるので、注意が必要です。
骨盤内腹膜炎の原因、症状、治療法などについて見ていきましょう。

 

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原因

骨盤腹内膜炎は、子宮頸管炎、子宮内膜炎、子宮付属器炎と順番に炎症が進んで行き、最後に骨盤内腹膜に炎症が到達することで発症します。
これらの症状は、膣からのクラミジア感染淋菌感染によって起こり、主に性行為が原因です。
他にも子宮内避妊器具の長期装着や、開腹手術時の感染によっても起こります。

 

症状

初期症状としては、下腹部全体に痛みを感じたり、悪寒・震えを伴う発熱、そして膿性帯下などがあります。
膿性帯下とは、外陰、膣、子宮頸管、子宮腔からの分泌物の量が増加し、黄色や黄緑色のクリーム状で悪臭を放つ症状です。

 

場合によっては、悪心や悪寒が見られることもあります。
骨盤内腹膜炎が進行して慢性的になれば、骨盤内の臓器が癒着を起こして、下腹部痛腹部膨満感(お腹の張り)下痢便秘などの症状を起こすでしょう。
更に症状が酷くなれば、炎症を起こしている部分が腫れて、骨盤内に膿が溜まってしまいます。

 

治療法

骨盤腹膜炎の治療には、感染した細菌に効く抗生剤が投与されます。
クラミジアに感染していればクラミジア用の抗生剤を、淋菌に感染していれば淋菌用の抗生剤が投与されるでしょう。
発熱や腹部の痛み、便秘などの症状が見られる場合にはそれぞれの対症療法が施されます。

 

骨盤内に膿を伴う腫れがあれば手術です。腹膜と他の臓器に癒着が見られる場合も、手術で患部を取り除くことになります。

 

治療費

治療費は症状の進行によって大きく変わってきます。
通院治療であれば1回5,000円程度。
入院治療であれば1日5,000〜10,000円で、およそ4日間から1週間ほど入院することになります。

開腹手術なら10万〜15万円かかるようです。

 

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完治する?再発することも

骨盤内腹膜炎は、基本的に適切な治療を受ければ完治する病気です。
きちんと治りきらないまま治療を途中で止めてしまえば、再発するでしょう。
また手術を行った場合、手術中に胆嚢や膀胱、腸が傷ついて、細菌が腹腔内へ漏出すれば、それが原因で腹膜炎になることもあります。

 

また、せっかく治療したのに再度感染すれば当然再発します。
性行為時は、不衛生にならないように心がける必要があります。
もし治療した後も痛みが続いたり、症状があらわれるようでしたら、もう一度診察を受けましょう。

 

腹水との関係

骨盤内腹膜炎は、腹水の感染からでも発症します。
腎不全の治療のために腹膜透析を受けている人ならば、腹腔に留置したドレーン(排液管)を通して細菌が入り込むことがあるようです。

過剰な飲酒によって肝疾患を患っている場合にも、腹水がたくさん溜まって骨盤内腹膜炎が突発的に起こります。

 

まとめ

骨盤内腹膜炎は、骨盤内の腹膜が炎症を起こすことで発症する病気で、クラミジアや淋菌に感染することが原因です。
症状としては腹痛と発熱、膿性帯下などが見られ、慢性化すれば下痢や便秘、お腹の張りが見られるでしょう。
さらに進行すれば骨盤内に膿が溜まります。

 

主な原因が性行為ということで恥ずかしがって受診を遅らせる方もいますが、慢性的な症状や手術に至ればその分治療費がかかり、体に負担もかかるので早めに受診するようにしましょう。
治療は感染菌に有効な抗生剤投与と、症状に合わせた対症療法が基本です。

また骨盤内腹膜炎は性感染以外にも、開腹手術中のミスや腹水が溜まりすぎることでも起きます。
いずれにしても、症状が見られれば早めにお医者さんに見てもらうことが大切です。

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