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盲腸がんステージ4の生存率。手術・入院期間や費用は?予後の注意点

20150707_2_1盲腸がんは、大腸がんの一種でその名の通り盲腸にがんを患う病気です。
盲腸は大腸の一番はじめにあたり、小腸とつながっています。
大腸がんのほとんどは直腸がんで、盲腸がんは比較的珍しい疾患です。

しかし油断すればがんが他の場所に転移し、最悪命を落とすことになります。
盲腸がんの各ステージや手術について見ていきましょう。

 

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各ステージの状態と生存率

盲腸がんは、進行によってステージ0からステージⅣに分けられます。
盲腸がんを治療するには、それぞれのステージに応じた治療法が必要です。
数字が大きいほどがんが進行していて、【5年生存率】が低くなります。

5年生存率とは治療開始から5年経過後に生存している人の確率です。
盲腸がんを含む大腸がんの場合、再発はがん切除手術を受けてから5年以内に起こります。
そのため、5年経過が完治したかどうかの目安とされているのです。
以下で各ステージの治療法と5年生存率について見ていきましょう。

 

■ステージ0
ステージ0の盲腸がんでは、まだがんが粘膜の中にとどまっている状態です。
治療は、内視鏡によってがんを切り取る治療法がされるでしょう。
5年生存率は約94%です。

 

■ステージⅠ
大腸の固有筋層にがんが浸潤している状態です。
治療はがんの浸潤度に応じて決定されます。浸潤度が軽いものに対してはステージ0と同様内視鏡治療が行われ、浸潤度が深いものに対しては手術が行われるでしょう。
リンパ節転移を起こしている可能性がある場合は、転移の可能性があるリンパ節も切除されます。
5年生存率は約91.6%です。

 

■ステージⅡ、ステージⅢ
ステージⅡの盲腸がんは、固有筋層を超えて周囲に広がっています。
ステージⅢの盲腸がんはリンパ節に転移しているのが確認される状態です。転移しているリンパ節が3個以下ならステージⅢa、リンパ節が4個以上ならステージⅢbにそれぞれ分けられます。

ステージⅡとステージⅢの盲腸がんは、手術によって病変部分と転移の可能性があるリンパ節が切除されるでしょう。
手術後、採取した病変の組織を顕微鏡で詳しく調べる病理検査が行われます。
ステージⅡとステージⅢの場合、病理検査次第で再発予防の抗がん剤治療も行われます。

5年生存率は、ステージⅡが約84.8%、ステージⅢaが約77.7%、ステージⅢbが約60.0%です。ステージⅢbともなると大分生存率が低くなるので、盲腸がんはステージⅢにいたる前に発見・治療しておきたいところです。

 

■ステージⅣ
ステージⅣの段階ではがんが盲腸や大腸だけでなく肺や肝臓、腹膜など離れた臓器にも転移している状態です。
この場合、大腸がんの手術だけでなく他の臓器のがんも可能な限り手術で切除することになります。手術でがんを取りきれるかどうかは重要なことです。2つ以上の臓器にがんが転移しても手術によって切除できた場合、約40%の人ががんの治療に成功しています。

しかしがんが手術で完全に取りきれないと判断されたり、患者が手術に耐えられないと判断されれば、抗がん剤を使った化学療法や放射線療法が行われるでしょう。
近年は医学の進歩により抗がん剤によって長く生きられる患者さんも増えていますが、やはりステージⅣに至ると生存率は極端に低くなります。
ステージⅣの5年生存率は約18.8%です。

 

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入院期間と入院費用は?

盲腸がんの入院期間はステージの進行度合いや手術のありなしによって様々ですが、平均でおよそ17日かかるようです。

入院費用もこれまたステージの進行度合いによって変わってきますが、一日およそ47,000円ほどかかります。
総額では84万円ほど、3割負担なら25万円、高額療養費制度を利用すれば8万5千円ほどでしょうか。

 

手術までの流れと手術費用は?

盲腸がんの手術を受ける場合には、事前に入院して検査を受ける必要があります。そこで手術に耐えられるかどうか入念に検討されるでしょう。

手術前日は食事を中止し、下剤を飲んで腸内を綺麗にします。
手術が終われば当日はベッドで安静にし、翌日もまだ食事はできず、口に入れられるのは水分だけです。
手術後2〜4日は腸の様子を見ながら食事を取ります。
手術後10日〜2週間ほどで、体調に問題ないようであれば退院できるでしょう。

手術費用ですが、盲腸がんの場合およそ150万円かかるようです。
3割負担で45万円、高額療養費制度を利用すれば10万円弱ほどになるでしょう。
ステージの進行によっては、再発予防がん剤抗がん剤治療を受けることになるのでさらに費用がかかります

早めに発見して早めに治療を受ければ、その分費用は少なく済むことになります。

 

予後と注意点

盲腸がんに限らず、全てのがんには予後に転移や再発のリスクがあります。
盲腸がんを含む大腸がんに関して、再発や転移は治療や手術終了後3年以内に見つかることが多いので、この期間は特に注意して検診を受けることが重要です。

また盲腸がんの手術後は大腸の癒着がおこるので、排便機能に障害が起こることがあります。手術直後はカフェインや香辛料などの刺激物を控え、ゆっくりと噛んで腹八分目の食事を心がけましょう。

 

まとめ

盲腸がんは大腸がんの一種で、大腸のはじめの部分にがんを患う病気です。
盲腸がんはステージによって進行度が分類され、進行の早い段階で治療することができればその分生存率も高くなり、手術入院費用も安く抑えられます。

早期発見・早期治療すれば高確率で完治できるがんなので、違和感を感じれば積極的に検診を受けるようにしましょう。

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