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妊娠糖尿病症状、原因は?産後母体・胎児へ影響は?食事療法のやり方

20150630_1_1糖尿病は、通常ブドウ糖を体内に行き渡らせるインスリンが何らかの原因で働かなくなり、血糖値が高くなる症状です。
糖尿病になる原因は様々ですが、中には妊娠をきっかけに糖尿病になる妊娠糖尿病があります。

ただでさえ大変な妊娠ですが、糖尿病になってはさらにお産が困難になりそうです。
妊娠糖尿病について、原因や症状、胎児への影響について見ていきます。

 

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妊娠糖尿病とは?

妊娠糖尿病は、妊娠中に初めて糖代謝に異常が見られた場合に診断されます。
既に糖尿病と診断されていたり、診断されていなくても以前から糖尿病が進行していた場合には、妊娠糖尿病ではありません。

妊娠の初期と中期に随時血糖値をはかることで発見されます。
妊婦さんの7〜9%は妊娠糖尿病の診断を受けるので、通常糖尿病にかかっていないからといって、自分は大丈夫と油断してはいけません。
妊婦さんはきちんと糖尿病の検査を受けましょう。

ちなみに妊娠前に既に糖尿病の診断を受けている場合は、血糖を厳重に管理しながら計画的に妊娠する必要があります

 

原因は?

糖尿病になる原因の一つがインスリンが作用しにくい体質になることです。
妊娠糖尿病の場合も、妊娠中にインスリン拮抗ホルモン胎盤で産生されることでインスリンの作用を弱めます。

正常な妊婦さんはインスリンが効きにくくなる時期に、膵臓が多めにインスリンを分泌して、血糖値が上がらないようにしてくれるはずです。
しかし妊婦さんの体質によっては、妊娠中に必要なインスリンを分泌できない場合があります。

血糖値が上昇することが多いのは、35歳以上、流産や早産歴がある、先天奇形や巨大児の出産歴がある、両親や兄弟姉妹に糖尿病がある、体重が重いなどの特徴を持つ妊婦さんです。

 

症状は?胎児への影響は?

妊娠糖尿病にかかっても、症状が軽度であれば出産後正常に戻るので、過度に心配する必要はありません。
しかし深刻な血糖値になった場合、胎児に影響があるうえ、出産後の母体にも深刻な影響が出るので注意しましょう。

最も心配されるのは胎児のサイズが大きくなってしまうことです。
血糖値が上がれば母体に栄養が行き渡らず、胎児の方に過剰な栄養が流れていきます。
胎児のサイズが大きくなれば、出産時に胎児や母体が傷つくのを防ぐために、促進剤によって予定よりも早く出産する必要に迫られるでしょう。

 

妊娠糖尿病を放置していれば、巨大児になってしまい胎児が心筋症を患ったり発育遅延などの問題が起こります。
合併症が胎児にも起こり、奇形で生まれてくる可能性もあります。

母体にも悪影響が起こり、出産後正常に戻らず本当の糖尿病になってしまいます。
そうなれば、目や腎臓に深刻な合併症を起こしてしまうことも・・・

 

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食事療法

妊娠糖尿病が診断された場合、まずとられるのは食事療法です。
通常の食事療法とは少し異なり、食事を6〜7回に分けて少しずつとることで、食後の急激な血糖値の上昇を抑えます。

もちろん、栄養バランスにも注意が必要です。
果物やスポーツ飲料などの甘すぎるものは控えましょう。

食事療法や運動療法でも効果が薄い場合は、内服薬インスリン治療をする必要があります。

 

予防法

妊娠糖尿病を予防する方法は、通常の糖尿病を予防する方法と変わりありません。
バランスの良い食生活適度な運動を心がけ、健康を保ちましょう。
規則正しい生活リズムで節制を心がけることが大切です。

妊娠時はホルモンバランスの変化などで、様々な体調不良に見舞われてしまいます。
健康な赤ちゃんを産むためにも、普段から体調に気を遣っておきましょう。

 

まとめ

妊娠糖尿病は妊娠中に血糖値が上がる症状です。
普段から血糖値に異常の無い方でも、妊娠をきっかけに突然血糖値が上がります。
原因は、妊娠中インスリンの作用を弱めるホルモンが産生されるためです。

血糖値が上がっているにもかかわらず放置していれば、胎児や母体に深刻な影響が出てしまい、出産時も出産後も負担を強いられます。
食事療法で血糖値をコントロールするのが基本ですが、効果が無い場合インスリン治療が行われるでしょう。

予防には普段から体調に気を遣い、なるべく健康な体を維持することが重要です。

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