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【オルトレキシア】健康ブームにより増えている新型摂食障害の怖さ

健康に気を使う事は良い事ですが、過剰になると健康的な物しか食べられなくなる「オルトレキシア」という摂食障害になり、かえって不健康になる可能性があります。

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摂食障害は難病です

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摂食障害には、拒食症・過食症があり中枢性摂食異常症として、厚生労働省の難治性疾患(特定疾患)、俗称「難病」に指定されている病気です。

拒食症とは、ストレスや痩せたい願望から食欲がなくなったり
食べる事を拒否する病気です。
食への渇望は高まるため、過食症と繰り返す場合があります。

過食症とは、ストレス・欲求不満により過剰に食べてしまう病気です。
食べた後に自己嫌悪に陥り、おう吐や断食をし拒食症と繰り返す場合があります。

 

摂食障害に悩んだ有名人としては

カーペンターズのボーカルのカレンが拒食と過食を繰り返し、32歳で急性心不全のため亡くなりました。
アンジェリーナ・ジョリー(アンジーの愛称で知られる女優)
レディー・ガガ(奇抜なファッションで有名な歌手)
釈由美子(グラビアアイドル・タレント)
宮沢りえ(女優・タレント)

などが、摂食障害だった事を公言しています。

 

オルトレキシアとは

オルトレキシアは、1997年にアメリカの医師、スティーブン・ブラットマンが提唱したもので「正しい食事に対する強迫観念」と説明されています。

強迫観念とは、同じ思考を繰り返し、過剰に不安や恐怖心を持つことです。

 

オルトレキシアは不健康なものを摂取する事に過剰に不安や恐怖心を持ち、食べることを拒否するようになり摂取した際は自己嫌悪に陥っておう吐したりし、栄養失調になっていきます。

正式な診断名はなく、公式には病気とされていませんがメンタルヘルスではよく知られているようです。

オルトレキシアになると、以下のような多くの食品が摂取できなくなります。

添加物保存料農薬を使ったもの遺伝子組み換えをしたもの

・添加物が入ったエサを食べている可能性がある動物性食品乳製品

・アレルギー症例が増えた事で健康に良くないのではという認知が広まった小麦粉など穀物に含まれるグルテン

・糖尿病の要因となるといわれる糖質

・心臓病の原因とされるショートニングやマーガリン・油に含まれるトランス脂肪酸

食べられるのは、ほぼ有機野菜のみになります。
飽和状態の食品の中で何を食べればいいのか分らなくなり、生産地・農薬・原材料など食の品質を調べるのに一日3時間以上かけたりするようになります。

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ベジタリアンがなりやすい

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もともと完全菜食主義(ヴィーガン)の人がオルトレキシアになりやすいとされます。
菜食主義、俗にベジタリアンは肉を食べない主義・思想なので添加物排除の主義・思想とは異なるのですが、健康意識が高まり、動物性食品以外も食べられなくなっていきやすいようです。

菜食主義だと公表している著名人には

スティーブ・ジョブズ(アップル社の共同設立者)
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ナタリー・ポートマン(映画『レオン』でデビューした女優)
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ポール・マッカートニー(ビ―トルズのメンバー)
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市川海老蔵(歌舞伎役者)
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がいます。

スティーブ・ジョブズは2003年にすい臓がんと診断された際、手術を受けずに絶対菜食やハーブ療法など民間療法を続けました。
結果、がんが大きくなってしまい、手術しましたが術後も食事療法を拒み菜食主義を続けたために、がんが再発してしまったという説があります。
日本の寿司が美味しかったと言っている事もあり、魚は食べていたようです。

 

治療方法は

オルトレキシアの治療には、強迫性障害等の治療に用いられる認知行動療法を利用する事が多いです。

カウンセリングや医師の指導のもと、問題点を洗い出し、歪んだ認知を修正し考え方のバランスを取れるようにしていく治療法です。

オルトレキシアの人は「良いことをしている」と自負しているので治療にはとても時間がかかります。

 

健康情報に振り回されないで

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様々な食品の毒性・危険性の情報が出回っていますが、体に問題のない人は、過剰に反応する必要はないとも言われています。

人は、味や臭いで毒物・危険物を判別できますし、体に合わないものは、おう吐や便で排出したりアレルギー反応が出たりと異物に対しての免疫機能があります。

思考も食事もバランスが大切です。

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