くらし辞典

暮らしに役立つ情報サイト

歯性上顎洞炎の症状と原因。診断は何科?治療方法と費用は?

20150803_1_1歯性上顎洞炎虫歯や歯周病の炎症が上顎洞にまで行き渡ることで起こります
上顎洞とは、鼻の横から奥に広がっている大きな穴のことで、歯の根っこと密接している場所です。
第一大臼歯や第二大臼歯を抜き取った場合、上顎洞につながる穴が空くことがあります。
そのため、これらの歯に虫歯や歯周病があれば、合併症として歯性上顎洞炎が起こるというわけです。

上顎洞は鼻ともつながっているので、蓄膿症にもつながります。
発症すれば、耳鼻科と歯科の両方に通わなければならない面倒な病気です。

歯性上顎洞炎の原因や症状、治療方法について見ていきましょう。

 

Sponsored Link

原因

歯性上顎洞炎の原因は、虫歯や歯周炎を長期間放置することがほとんどです。
虫歯や歯周炎から細菌が上顎部に入り、炎症を起こすことで発症します。
細菌の種類としては、黄色ブドウ球菌が最も一般的で、連鎖球菌大腸菌などが原因のこともあるようです。

原因となる歯は第一大臼歯第二小臼歯第二大臼歯です。
これらの歯が虫歯の場合は、歯性上顎洞炎になりやすいので注意しましょう。

また、歯に金属を入れている人は金属の下で気づかずに虫歯になることが多いので、注意する必要があります。
定期的に歯医者に通って、歯の具合を見てもらいましょう。

治療途中の歯から上顎洞炎になることもあります。治療途中の歯は細菌に侵されやすいためです。
歯の治療途中で放置している人は、すぐに治療を完遂させましょう。

 

症状

症状として急性の場合にはまず歯の痛みが起こり、次に鼻汁や頬部痛があらわれます
鼻汁は強い膿性のものです。
また上顎洞に膿が溜まるため口臭がしたり、鼻の奥が臭うこともあります。

慢性の場合には歯の痛みが比較的少なく、鼻汁や頬部痛のみのことが多いです。
また痛みは基本的に片側に起こります

 

診断方法

歯性上顎洞炎の場合、必ず歯に原因があるので、疑われる場合は虫歯があるかどうかを診ることになるでしょう。
第一大臼歯、第二小臼歯、第二大臼歯に虫歯があって、歯を軽く叩いただけで痛みや違和感があれば、歯性上顎洞の疑いが濃厚です。

鼻の中に膿性の鼻汁があるかどうかも調べられます。
より正確に確定させるには、CT検査が必要です。
オルソパントモ型のX線撮影が行われ、費用としては東京都なら3割負担で3,510円かかります。

 

Sponsored Link

 

治療方法

歯性上顎洞炎になった場合、上顎洞炎の治療虫歯の治療を同時に行います
上顎洞炎の治療には、上顎洞の中の膿を洗い流すことが必要です。
鼻の入り口付近から針を刺して、そこから膿を洗い流し、抗菌薬の投与を行います

原因となっている虫歯も同時に治療することが必要です。
抜歯した場合は、抜いた歯の部分に穴が空いて口の中と上顎洞がつながることがあります。
この穴は手術によってふさぐことになるでしょう。

上記の治療によっても改善しない場合は、より本格的な手術が必要です。
上顎洞と鼻腔をつないでいる穴を大きく広げ、中にある膿を取り除きます。

歯性上顎洞炎の場合、かかる費用は初診料、再診料、検査料、抜歯、上顎洞の洗浄、投薬料など諸々含めて、3割負担で15,000円〜20,000円ほどです。
外科的な手術もされれば、入院費用も含め10万円〜20万円ほどかかります。

ただし、症状の進行具合によって必要な処置はケースバイケースですので、料金もそれに応じて高くなったり安くなったりするようです。
なるべく悪化しないうちに治療しておきたいところですね。

 

まとめ

歯性上顎洞炎とは鼻とつながり、歯の根っこと密接している上顎洞という部分が炎症を起こす症状です。
虫歯や歯周病を原因に発症し、蓄膿症にまで発展します。

発症すれば歯科と耳鼻科の両方に通うことになり、虫歯と同時に治す必要がありますので、治療が非常に面倒な病気です。
虫歯がある方は放置すれば歯性上顎洞炎になる可能性があるので、軽く見ずになるべく早く治療するようにしましょう。

歯性上顎洞炎の検査には、歯を軽く叩いた後で違和感があるようならCT検査を行います。
治療は針を刺して膿を洗い流し、抗菌薬の投与です。
場合によっては手術が行われ、高額な医療費がかかることもあります。

Sponsored Link

コメントを残す