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糖尿病子供の初期症状・原因・治療法は?予防は不可能?

20150629_1_1糖尿病は、膵臓から分泌されるインスリンが不足したり作用しにくい体質になることで、血糖値が高くなった状態です。
インスリンが作用しにくい体質になるのは遺伝もありますが、加齢や肥満がきっかけになることもあります。
そのため糖尿病は高齢者に多い病気です。

しかし中には、子供でも発症する糖尿病があります。
子供の糖尿病について、原因や症状を見ていきましょう。

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子供も糖尿病になる?

糖尿病は、1型糖尿病と2型糖尿病の2種類に大きく分けられます。
2型糖尿病は加齢や肥満、積み重ねた悪習慣によって発症するため成人の高齢男性に多い病気ですが、1型糖尿病はむしろ小児に多く見られ、発症年齢のピークは10歳〜15歳です。

また最近では、2型糖尿病中学生や高校生に見られるようになっているので、若いからといって油断してはいけません。

今回は、主に1型糖尿病について見ていきます。

 

原因

1型糖尿病は、現在でもまだ原因が解明されていない病気の一つです。
しかし、膵臓でインスリンを作るβ細胞が何らかの原因で攻撃され破壊されるということが分かっています。

1型糖尿病は、昔は遺伝によるものだと考えられてきました。
しかし1型糖尿病患者の家族に糖尿病が少ないことから、遺伝以外の条件もあると考えられています。

現在有力なのは、自己免疫がβ細胞を破壊しているという説です。
自己免疫とは、自分の体の細胞を攻撃して破壊するような反応が起こることで、本来はウィルスなどを排除する機能ですが、体質的に自己免疫が過剰に作用する人がいます。
そのような体質の子供がウィルスや化学物質の影響を受ける事をきっかけに、自己免疫がβ細胞を破壊してインスリンを作れなくしてしまうのです。

 

初期症状

β細胞が破壊されても時々尿糖が出るだけで、はじめは無症状です。
しかしほとんどのβ細胞が壊れてしまえば、インスリンをつくることができなくなり、本格的に糖尿病の症状が出てきます。

1型糖尿病の初期症状は2型糖尿病と変わらず、異常な喉の渇き尿の量と回数が多くなる体重が減る全身がだるくなるなどです。
2型糖尿病に比べて急性の傾向があり、早期発見しやすいといわれています。

 

発症後の症状

糖尿病の初期症状が発生しているにもかかわらず見逃して、進行を許してしまうと、症状は更に重篤になり食欲の低下から糖尿病昏睡と呼ばれる昏睡状態に陥ります。
糖尿病昏睡は死に直結する危険な状態なので、子供に糖尿病の症状が見られる場合は、急いで病院に連れて行きましょう。

また1型糖尿病は、2型糖尿病に比べてケトアシドーシスといわれる症状を起こしやすいと言われています。
ケトアシドーシスは、血液中に脂肪の分解物から作られたケトンという物質が溜まり、血液を酸性にしてしまう症状です。
ケトアシドーシスを放置すれば、嘔吐や脱水症状、昏睡症状から最悪死に至ります。

また、インスリンの不足が身長の伸びを妨げるなど、順調な発育を阻害することもあるので注意が必要です。
そのほか2型糖尿病と同じように、放置していれば網膜症や腎症などの合併症を引き起こします。

 

治療法・予防法

1型糖尿病は原因が不明なことや、先天的な体質が強く影響していることから、今のところ予防は不可能といわれています。
そのため症状を悪化させないことや、深刻な合併症を引き起こさない治療を施すことが重要です。

1型糖尿病でも食事療法が行われますが、気をつけなければいけないのは、低血糖を保つためにいたずらに食事量を減らして、発育を阻害する可能性です。
そのため成人の糖尿病患者と違い、単にカロリーを抑えるだけでなく、低血糖すぎず、しかし順調な成長もできる食事量を模索することになります。

治療の基本はインスリン投与です。
食事前寝る前にインスリンを注射する一日4回法が一般的なインスリン治療になります。
実際には、個々の体調に合わせて様子を見ながら、適切な量のインスリンが投与されます。

 

まとめ

糖尿病は、大人だけでなく子供も発症します。
特に1型糖尿病は子供に多い症状です。原因はいまだ解明されておらず、自己免疫が過剰に働く体質というのが有力な説になります。

症状は2型糖尿病とほぼ同じで、初期症状が出て、放置すれば深刻な合併症を引き起こします。2型糖尿病と違い、食習慣の改善で予防することはできません。
治療には食事療法に加えて、インスリンを投与する必要があります。

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